日本にいる名前の長い昆虫は?
今回は、日本に生息する昆虫の中で、和名が長い昆虫についてのコラムです。
いったい何文字あるのでしょう。
通常の
「ナナホシテントウ」や
「アオスジアゲハ」くらいだと、7~8文字です。
そもそも名前というのは、付け方の方向性がおおよそ決まっていて
これらの場合は、「特徴+種類」でつけられています。
「ナナホシテントウ」なら
「七つの星(点)」をもつ「テントウムシ」。
「アオスジアゲハ」なら
「青いスジ」をもつ「アゲハチョウ」です。
他には、地域の名前がついたりするケースもあります。
「リュウキュウイノシシ」とか、
「エゾリス」とか
「場所+種類」で名前がつけられているんですね。
さらに「食べるもの+特徴+種類」のケースになると長くなってきます。
「エンドウヒゲナガアブラムシ」は、
「エンドウ」につく、「ヒゲの長い」「アブラムシ」です。
名前はこうやって、長くなっていきます。
こんな感じのことが合わさり、長くなった名前の昆虫がこちらです。
★(22文字)
『リュウキュウジュウサンホシチビオオキノコムシ』
★(20文字)
『チュウジョウクビアカモモブトホソカミキリ』
★(19文字)
『セイタカアワダチソウヒゲナガアブラムシ』
★(17文字)
『ニセクロホシテントウゴミムシダマシ』
『タケトビイロマルカイガラトビコバチ』
『フウトウカズラヤドリクダアザミウマ』
などです。
エンカイザンコゲチャヒロコシイタムクゲキノコムシというものも紹介されますが、
少なくとも現存する和名としては、使用されなくなったものと言われています。
ちなみに全部はさすがに写真をそろえられなかったのですが、
『セイタカアワダチソウヒゲナガアブラムシ』が、こちらです。
身近な植物
「セイタカアワダチソウ」についていますので、ぜひ観察してみてください。