小中高生のための 専門的な生物学の学びと研究の場

当所が企画・講師を行う『生物学研究教室 – なまけん -』は、
小学生のうちから高校や大学レベルの生物学を学んで研究に取り組むことができる、アカデミックな学びと研究の場です。

小学1年生から高校3年生まで在籍することができ、大学のように段階的に生物学を学んだ後、
習熟度や希望によって、生物系の学会に対して論文発表を目指すレベルで研究に取り組むことも可能です。

小学生~高校生でも、大学生のように専門的なことを学び、生物学の研究にチャレンジできる。
当所では、そんなアカデミックな学びと研究の場を提供しています。

■ 実施場所

 
 ≪Address≫
生物学研究教室 - なまけん –
〒194-0011
東京都町田市成瀬が丘2丁目23−16 ナルセガオカマンション 地下一階
教室へのアクセス:横浜線 成瀬駅より徒歩 1分
 

学問を追及する5つのコース

なまけん生き物コースは、段階に応じた5つのコースで学問としての「生物学」に取り組みます。
イメージはまさに生物系の大学や大学院そのもの。
エントリーコースやマスターコースの時点で、高校~大学レベルの生物学を習得し、
ドクターコースでは研究手法を習得し、ポスドクコースでは卒業研究さながらに各自が立てたテーマで研究します。
さらなる高みを目指す者は、自然生物学研究室コースの中で、生物系学会や、そこが発行する学術論文にも目を向けながら、大学院のごとく研究を深めていきます。


1) 基礎生物学を学ぶ
『生き物エントリーコース』

■≪テーマ≫:
 生物学の基本的な知識を学ぶ

生き物好きのこどもたちが、生物学の基礎知識を学んでいく入り口となるコースです。「基礎」と言っても、内容的には高校生物や大学で習得する専門的な分野も取り扱い、生き物の学問である生物学の学びをスタートします。

■≪ 対 象 ≫:
小学校1~中学1年生

■≪開講日 | 2024年度≫:
エントリーA:第1・3土曜 13:30~15:00
エントリーB:第1・3日曜 16:00~17:30

■≪受講費≫:
¥11,900(税込)/月

≪学習内容例≫
・ 麻酔を使用して観察する 身近な昆虫の形態学
・ 標本技術の習得 - 骨格標本づくり -   など

2) 生物学を深める
『生き物マスターコース』

■≪テーマ≫:
 学問としての生物学を深める

生物の種類や特性について、「動物行動学」や「分類学」などの生物学分野を一年間を通して専門的に学ぶコースです。より学問的に追求する面が増し、大学受験や大学レベルの生物学を習得できるコースです。

■≪ 対 象 ≫:
原則エントリーコース修了者

■≪開講日 | 2024年度≫:
マスターA:第1・3土曜 10:30~12:30
マスターB:第1・3日曜 13:30~15:30

■≪受講費≫:
¥13,800(税込)/月

≪学習内容例≫
・ 昆虫分類学 - 分類の段階“目(もく)”の学習 –
・ 動物形態学 - 生存戦略を学ぶ動物の骨格の学習 - など

3) 調査・研究手法を学ぶ
『生き物ドクターコース』

■≪テーマ≫:
 生物の調査研究の流れを学ぶ

「マスターコース修了者」が進む、生物学の研究手法を中心に学んでいくコースです。実際に調査や研究を行いながら、実験手法やデータ分析について習得し、年度末には、学会さながらに大勢の前で口頭発表を行います。

■≪ 対 象 ≫:
マスターコース修了者

■≪開講日 | 2024年度≫:
ドクターA:第1・3土曜 16:00~18:00
ドクターB:第1・3日曜 10:30~12:30

■≪受講費≫:
¥16,800(税込)/月

■≪研究例≫:
・ 身近な場所に生息するアリ類の種類と分布調査
・ ヤマビルに効果的な忌避薬剤の調査      など

≪学習内容例≫
・ 実験の手順とまとめ方
・ 科学的検証手法、作法   など

4) テーマを決めて研究に取り組む
『生き物ポストドクター(ポスドク)コース』

■≪テーマ≫:
 各自が取り組みたいテーマで生物を研究する

「ドクターコース修了者」が進むことのできる、生物学の研究を行うコースです。一人一人が研究テーマを作り出し、大学の卒業研究さながらに研究に取り組んでいく、大学のゼミや研究室のようなコースです。

■≪ 対 象 ≫:
ドクターコース修了者

■≪開講日 | 2024度≫:
第2・4土曜 10:00~12:00

■≪受講費≫:
¥17,800(税込)/月

■≪過去の研究例≫:
・ 様々な生物の運動能力調査
・ ヘビ類の種ごとの骨格差の検証 など

≪学習内容例≫
・ データの取り方、分析のやり方
・ 適切な表の作り方 など

5) 小6~高校生のための生物学系大学院のような存在
『自然生物学研究室コース』

■≪テーマ≫:
 生物学を追求する

大学院のように、研究者の一人として生物学を追求し続ける、生き物コースの研究室です。チャンスがあれば実際の生物系学会への参加も行います。生き物コースの全ての課程を終えた者が、さらなる高みを目指す研究コースです。

■≪対象&条件≫:
ポスドクコースを修了した小学校6年生~高校3年生

■≪開講日 | 2024年度≫:
第2・4土曜 13:30~15:30

■≪受講費≫:
¥17,800(税込)/月

■≪過去の研究例≫:
・ ダンゴムシの雌雄間における交替性転向反応の確率差異
・ 細菌類にのみ効果を示す殺菌薬剤の研究 など

≪学習内容例≫
・ エクセル(Excel)を用いた表やグラフの作成
・ パワーポイントを使用したプレゼン資料の作成
・ 論文の構成、書き方データの取り方
・ 有意差検定、多重比較等の各種統計学 など


野外実習に研究発表 | 各種イベントの一例

まるで大学の野外演習 ”キャンプ(合宿)

生物学研究教室 – なまけん -では、普段の教室や周辺環境では学習できない生物学分野を、野外実習として行うキャンプ合宿にて実施するプログラムが設定されています。

夏季と冬季、それぞれ、昆虫や植物をはじめとした生物調査や、野生動物の調査など、大学の屋外演習のごとく、専門的な実習に取り組みます。

年度末の研究発表会

年度末には、ドクター・ポスドク・研究室コースの所属生らが研究した成果を発表する『研究発表会』を開催。大人が行う実際の学会の大会さながらに、研究してきたことを口頭発表します。

「学問を追求すれば、まだまだ知らないことはたくさん」。
研究者が集まる生物系の学会さながらに、動物行動学、生理学、形態学…、大人顔負けの様々な研究発表に取り組みます。


メディア紹介例

自然生物学研究室コースにおいて、菌類の研究を行う岩村昊さん(当時12歳)の取り組みが、2020年4月24日付のタウンニュースで掲載されました。

 

 

 ◆ 独自の生物学教育として開発されたプログラム
『R-Bio』

『Research program on Biology』として開発したセルズのオリジナルプログラム『R-Bio』は、日本国内だけでなく、OEC自然学校を通して中国の上海、北京おいても展開され、アジア圏他国の生物学教育プログラムとして普及することを目指しています。
動物生理学、行動学等において現在進行形で研究されている手法に用いられる『コンテンツ』を通して、『生物学』を効率よく学ぶための時間や場に合わせた『型』に沿ってアレンジし、『ストーリー性』がデザインされているのが特徴のプログラムです。学問的に効果的に生物を学習することができ、小学生のうちから大学レベルの生物学分野を学習することができます。

お問い合わせ

一般社団法人 セルズ環境教育デザイン研究所
〒222-0032 神奈川県横浜市港北区大豆戸町924-1-206
TEL:045-315-6493

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