マダニに刺された時の皮膚の様子(拡大写真)

マダニの吸血状態の観察

上図は、マダニが吸血するために、口器(口下片)を差し込んでいる状態の断面写真です。
(吸血対象はハクビシン)

皮膚に差し込んでいる口下片の様子が観察できます。
このマダニは「タカサゴキララマダニ」というダニで、体サイズはおよそ7mm。
口下片の長さはおよそ1mmです。

1mm程度しか差し込んでいませんが、
彼らは、口下片の返しやセメント状物質によって皮膚に固着し、がっちりつく状態になります。

マダニに食いつかれると除去しにくい理由となる部分が、皮膚にどのように刺さっているかが観察できます。