
ハチミツは、様々な花の蜜が材料となって作られています。
リンゴ、クリ、ナノハナ、ポピー、シロツメクサ、ソバなどなど、
こうしたハチミツの材料となる植物を「蜜源植物(みつげんしょくぶつ)」といいます。
蜜源植物の種類によって、味や香りなどに変化があります。
特定の植物、例えばレンゲの割合が高いものは、「レンゲハチミツ」と呼ばれるようになりますが、一方で様々な蜜源植物がミックスされてできたハチミツは「百花蜜(ひゃっかみつ)」といいます。
百花蜜は、その地域、時期によって蜜源植物に変化があるため、味も変わります。
さて、ではそんなミツバチが作り出すハチミツですが、
『ミツバチ一匹が、一生の間で作ることのできるハチミツの量はどのくらいでしょうか?』
A. ティースプーン 1/12 杯分くらい
B. ティースプーン 1杯分くらい
C. コップ 1杯分くらい
答えは…
『A. ティースプーン 1/12 杯分くらい』
とされます。
重さにすると、約0.8~1g。
なので、500gとかで売られているハチミツのボトルは、いったい何匹分の命になるのか…
わかりやすく、約1 gとして単純に計算すると、
500 g ÷ 約 1 g = 約500匹分です。
あの500gのハチミツのボトルには、約500匹の命によって作られたハチミツが詰まっている計算になります。
訪花回数に換算すると、約250万回とされています。
そのまま人に例えるのも少し違うかもしれませんが、
500人の命と言ったら大変な数です。
1クラス30人とすれば、約17クラス分。
仮に1学年3クラス程度であるとすれば、5~6学年分程度に相当する人数です。
中高一貫校一つ分の生徒の命の数と同じくらいかもしれませんね。
ハチミツも大切な食べ物です。
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