理想的な服の色選びのコツ | アウトドアには迷彩柄は適さない?
対自然、生き物の観点から、アウトドアに着ていく服の色について考えるのは、大切なことです。
別でご紹介した、ハチに対しての黒色に関するものは最たる例ですが、それ以外でも様々な考え方があります。
今回は、迷彩柄とオレンジ色についての一例をご紹介したいと思います。
もちろん好みにもよりますが、
迷彩柄は、自然と一つになれる色合いだし、何より格好いい!ってことで一定の層にはとても人気のある柄です。
一方で、オレンジ色は鮮やかで人気もありつつ、ものによっては蛍光カラーで目に痛いくらいの色合いの物もあります。
そして、これは服に限りません。
懐中電灯などの備品でも、同じように様々な色があります。
ここで注意したいのが、迷彩柄は一度落としたら見つけるのが大変ということです。
ここに、2色の懐中電灯をイメージしたイラストを作成しました。
この2つの懐中電灯を、同じ森の中に落としたとしましょう。
そうすると、こんな感じです。
オレンジ色はすぐに見つかりますが、迷彩柄はどうでしょう。
かなり見つけ出すのが困難になります。
迷彩柄のメリットは、自然に溶け込む色であること。
つまり、隠れることが目的であれば優位に働きますが、単純にアウトドアで持って行く場合は、そのメリットがデメリットとして働くことの方が多いかもしれません。
ちなみに答えはここでした。
アウトドアで山に行って、万が一滑落(崖から滑り落ちて)してしまったら、迷彩柄では見つけてもらうことが難しくなる可能性があります。
なので、こういう意味で言うと、アウトドア用品の蛍光カラーというのは、ちゃんとした適した意味もあるものなのですね。
ここでは、あくまでも対自然・生き物的にお話をしたものです。
もちろん、行くアウトドアのレベルや場所や好みに応じて、色の選び方は様々。
基本的には好きな色を選んでいくのでいいと思いますが、こういったことも頭の片隅におくと、単純な色の好き嫌いだけでなく、利用の幅も広がることでしょう。