八ヶ岳は、8つの山でできているのか?
当所では、時折八ヶ岳高原での観察プログラムを実施しています。
この写真は、八ヶ岳高原の野辺山「平沢峠」から見た、八ヶ岳連峰です。
(2015年4月撮影)
今回は、八ヶ岳の山々について少しご紹介です。
まず、タイトルの答えを言うならば、八ヶ岳は8つの山だけではありません。
八ヶ岳に「八ヶ岳」という山もなく、大きい山から小さい山までたくさあり、全部合わせると30近くの山々が連なってできています。
このような山がたくさんあることから、
「八百万(やおよろず)=たくさん」の意味が由来となり
「八ヶ岳」という名前がつけられたと言われています。
(見る角度によって八つに見えたという説もあるようですが。)
一番高い山は、「赤岳」という山で、2899m。
ほかの山も、平均的な高度は2000mを越える、高い山々です。
標高が2500m程度を越えると、「森林限界」という高度になり、森が形成されなくなります。
もちろん、2500mぴったりで
そこから突然森がなくなるわけではありません。
おおよそこのあたりを過ぎてくると、徐々に高山植物が中心となる環境へ変化していきます。
普段の生活ではまず味わうことができない特別な環境です。
挑むときは、しっかりとした装備を整えて挑んでみてください。