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自然の中を散策したり、
生き物を観察したり、
単純に登山やキャンプで自然と触れ合ったり・・・。

そんな非日常的な自然体験の世界は、あまりにも広い世界です。
「普段の悩みなんて小さいものだ」なんて感じさせてくれます。

また同時に、そうした自然学習からは多くの学びを得ることができます。

鳥が飛ぶ姿をみて飛行機の開発に至ったり・・・、
ガの眼のツヤ消し構造が、液晶画面の反射防止シートに活かされていたり・・・。

現在の工学技術に活かされ、私たちの暮らしの中に役立っている技術には、
知らず知らずのうちに、そんな自然からヒントを得たバイオミメティクス(生物模倣)技術が活かされています。

 

そんな癒しや教育、工学技術にもつながる自然体験ですが、
いったいどうすればそういった要素を汲み取ることができるのかというのも、とても大切なことです。

癒しや感動のポイントや良いヒントがあっても、それを見つけられなければ意味が薄くなってしまいますからね。

 

では、どうすれば、そんなポイントもしっかり汲み取って、自然観察を楽しめるのでしょうか?

それにはもちろん、いろいろな方法があるかと思いますが、
私が思うひとつの方法は、ズバリ「スーパーマーケット法」!

要するに、「スーパーマーケットで買い物をするのと同じ考え方をもつ」というやり方です。

 

どういうことかと言いますと・・・。
みなさんがスーパーに買い物に行ったとき、
例えば「ヨーグルトがほしい」と思ったとします。

そんなとき、スーパーのどのコーナーに行ってヨーグルトを探しますか?

野菜やお肉のコーナーでは探さないですよね。
きっと、乳製品かデザートコーナーで探すと思います。

これは私たちが普段当たり前にやっていることですが、この感覚というのは自然観察においても大切です。

「ヨーグルト」は乳製品、またはデザートコーナーにあるのと同じように、
「アゲハチョウ」は、開けたミカン科の植物があるところに生息します。

ヨーグルトを乳製品かデザートコーナーで自然に探せるのは、
あなたがヨーグルトが置かれている周りの環境を理解しているからです。
これと同じように、生き物にも、その生き物が好む自然環境があります。

 

こういう感覚がわかってくるようになると、
その自然を目にしたときに

「あ、こんな生き物がいそうだな」
「あ、やっぱりいた!」
と予想が当たって楽しくなったり、

「あれ、いないな。あ、ここが違うから住めないのか!」
なんて、新しいことがわかったりします。

こうなってくると、自然からいろいろなものが見えるようになってきて、自然観察をするのが何倍も楽しくなってくるものです。

 

ただ山に登るだけとか、そういうことではもったいない!

セミが木にいるように・・・、
バッタが草地にいるように・・・、

生き物がそこに生息する理由があります。

ドラマ「ガリレオ」のセリフ『現象には必ず理由がある』

自然も一緒なんですね。

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